こんにちは。zangiです。
今日は、サラリーマンでもできる節税対策の1つ【医療費控除】について話したいと思います。
「節税はお金持ちのためのもので、サラリーマンのような庶民には関係ないよ~」なんて思っている方も、条件さえ満たせればキチンと控除が受けられます。
やってみるとわかりますが、意外とハードル高くない上、やってみると意外と簡単だったりします。本記事を参考に今年から節税対策の第一歩を踏み出してみませんか?
医療費控除の仕組みについて
サラリーマンなどの給与所得者が払う税金は、以下の計算式で決まります。
課税所得 = 給与所得 - 所得控除
税額 = 課税所得 × 税率
納税額 = (税額-税額控除)×1.021(※係数)
色々難しいことを書きましたが、ここで重要なのは納税額は、課税所得が少ないほど少なくて済む ということです。
今回紹介する医療費控除は、所得控除の一つになりますので、課税所得を減らす効果があります。これが節税できる理由になります。と言っても、医療費に費やした分が丸々返ってくるわけではありません。
控除の対象になるのは、一年間で【10万円を超えた分】になります。控除が認めれると差額分が申請者に還付される仕組みです。
ですので、主な対象になるのは、扶養家族が多いことで年間の医療費が10万円を超えるような家庭だと思います。
また、申請自体は最大5年間までさかのぼって申請可能です。「しまった!今までやってなかったわー」のような方も、5年前まではワンチャンあります。あきらめないで下さい。
もし自身や家族にかかる医療費が多いと思っている方は、ぜひ控除を受けられるかどうか確認してみてください。
申請の仕方について
国税庁のホームページにある【確定申告書等作成コーナー】から申請ができます。
申請の仕方は、主に以下2つになります。それぞれのメリット、デメリットも併せて書いていきます。
①医療費通知データ(xml)を読み込んで控除申請書を作成する。その後、必要書類と共に税務署に送付する。
〇メリット
・手順が圧倒的にラク。
→医療費通知データは、サラリーマンの場合、会社の健康保険組合が作成してくれている。それを健康保険組合から入手し【確定申告書等作成コーナー】で読み込ませれば、自動的に控除金額の記載された申告書を作ってくれるため。
・医療費領収書の保管が不要
〇デメリット
・医療機関に行くために使用した交通費などは記載できない。
※健康保険組合が集計しているのは、実際の医療費のみのため。
②ホームページから【医療費集計フォーム(excel)】をダウンロードし、その年に負担した医療費を全額記載する。その後、必要書類と共に税務署に送付する。
〇メリット
・医療費以外にバス、タクシー、電車などの交通費も自由に記載できるため、医療費控除を上乗せすることが可能。
〇デメリット
・医療費をフォームに手打ちしていくため、メチャクチャ面倒
・医療費領収書は、5年間保管していなくてはならない。
ちなみにzangiは、①で申請しています。②にすれば、交通費をいれて控除金額を上増しできますが、フォームへの入力が本当に手間だったのでやめました^^
ただ少しでも控除金額を増したい!還付金増やしたい! という方は、自分でフォームに手打ちを試してみてください。
実際どのくらい戻ってくるの?
zangiの体験談ですが、例えばある年の医療費が14万円かかった場合、ざっと1万円程度でした。
え、4万円返ってくるんじゃないの? と思うかもしれませんが、差額の4万円はあくまで所得控除であり、これを課税所得に置き換えて、税率を掛けて算出された金額が実際の還付金になります。
なので、そこまで爆発的に還付金がでるか? と言われると、個人の医療費によって差が出るため一概には言えません。
ただし、4万円の差額程度でも1万円程度は返ってくるのであれば、申請はしておいた方が断然得です。なんせ1万円もあれば、家族で美味しい和牛を食べることができますから、うれしいですよね^^
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まとめ
今回は医療控除について話をしました。節税って聞くと、何だか悪いことしてるような錯覚が起きたり、金持ちの特権 のように考える方も多いと思いますが、決してそんなことはありません。
むしろ誰でも受ける権利がある制度のため、旨く活用して節税分を少しでも貯蓄に回すようにすれば、もっと自分の生活を豊かにすることができるでしょう。
こういった制度をうまく活用している人が、少しずつ自由に使えるお金を増やしていくことができるのです。これまでやったことのない方は、ぜひ本記事を参考にチャレンジしてみてくださいね。
それでは、本日もナイスな節約ライフを~♪
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