QC検定はこれで突破!合格のための勉強法を紹介します

zangi

30代エンジニアです。日中仕事しつつ、趣味のゲーム、漫画、筋トレに日々勤しんでいます。このブログで紹介する記事をきっかけに読者の皆様に興味持ってもらえたら嬉しいです。

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節約術

こんにちはzangiです。

皆さんは、QC検定をご存じですか?正直マイナーな資格のため、ご存じない方も多いと思います。しかしこの資格、データ解析などを主業務とする方には、非常におススメできる内容です。

というのも、この資格取得を目指すための勉強を通じて、実験データを効率よく解析し、統計的にその結果が妥当かどうかを判断できるようになるためです。ビッグデータを積極的に活用する現代社会において、非常に有用なスキルですね。

と、いう訳で本日はQC検定について、zangiが準1級に合格するまでにやった勉強法と合わせて紹介したいと思います。

↓本記事では以下がわかります。

QC検定とは?

QC検定とは、品質管理検定の略称です。英語だとQuality Management and Quality Control Examination と呼ぶようで、頭文字? のQCを取ってQC検定と呼んでいます。

名前の通り、この資格は品質を体系的にどう管理していくのが望ましいか? に主眼を置いた内容となっており、品質を数値管理する手法や、実験で得られた結果が統計的に妥当かどうか判断する手法、果ては企業として品質管理をどのように効率よく向上させていくべきか? どの理念的な内容までが学習対象になります。

また本資格は、日本品質保証学会認定の元、日本規格協会が社会人の品質管理意識を高め、能力を評価認定するために創設されているため、履歴書にもきちんと記載できる資格になります。

特に大手企業の品質保証部門などでは、〇級以上もっていること などを採用条件に組み込んでいる企業もあるため、ぜひとも取得すべき資格と言えます。

こんな方におススメ!QC取得のメリットとは?

日本規格協会が公言している、QC検定における各級の知識、能力レベルは以下になっています。

1級/準1級 品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々
2級 QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々
3級 QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など
4級 これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、大学生、高専生、高校生など

日本規格協会グループHPより抜粋

これを見ると3級までは、一般教養的な内容に見えるため、取得対象も学生が多いことがわかります。

一方で2級以上になってくると、品質管理業務を行うためのリーダー的役割 などかなり具体的な内容となっているため、この資格の重要さがみてとれますね。

これが特に企業の品質保証部門などで本資格が重要視されている理由になります。ですので、これから就職活動で品証部門を希望している方には、ドンピシャな資格と言えます。

もちろん本資格を取得する上では、統計学も数多く含まれるため、データを扱うエンジニアや研究者向けにも非常におススメです。

ただし資格取得の道は、級が上がるほど非常にしんどくなっていきます。zangiは、3級→2級→準1級と順番に合格していきましたが、感触は以下の通りです。

3級に要求されるレベル

正直そこまで難しいとは感じませんでした。約1か月ほどみっちり過去問で勉強すれば合格は難しくないです。合格率も約52%(2021年3月データ)と半数以上な上、合格率もほぼ毎年横ばいなことから、受験の足がかりにしていくには、ちょうど良い難易度だと思います。

出題範囲に関しても上位級と比較するとそこまで広くなく、計算問題も公式をしっかりと覚えれば回答できるレベルで、後半の文章問題も流れから回答を推察できるレベルです。

また、全体正答率が7割超えれば合格ラインに乗るため、「難しそうだから不安だなあ」という方は3級から受験してみてはいかがでしょうか?

2級に要求されるレベル

ここからはかなり難しくなってきます。計算問題も公式を覚えるだけでは不十分で、例題を解き込んで問題のパターンをつかんでいかないと全く歯が立たない問題が出てきたりします。

問題も実業務でも使いそうなデータから結果の妥当性を導き出すような類の実践的なものになっており、2級に合格できれば、特にデータを扱う業務に従事している方は、実業務にも応用できるレベルです。合格率は、3級から一気に下がって20%前後のようです。

また、2級だと社内でも「お、2級とはすごいね。勉強してるね。」と称賛され始めるレベルです。3級に合格した方が、まず目指すべきゴールかと考えます。

準1級に要求されるレベル

1級と何が違うの? と感じる方も多いと思います。実はこの準1級は、1級の合格率があまりにも少ないために新設された級です。

1級に合格するには、計算、文章問題(マークシート)以外に筆記問題があります。準1級は、筆記を合わせた総合点数では合格基準に満たないが、計算、文章問題だけであれば、70%以上の正答できている人に与えられる級になります。要は知識は十分あるね と認められるわけですね。

試験範囲自体は、2級とほとんど変わらない印象ですが、問題の内容が難しくなっている印象です。

ちなみに準1級に合格したからといって、次回1級を受験した際に計算、文章問題が免除されるといったようなことはありませんのでご注意ください。

1級に要求されるレベル

合格したらスゴイと称賛されるレベルの難易度です。試験自体は準1級と同じですが、筆記問題も合わせて正答率が70%以上 という非常に高難度の内容となっています。合格率も近年だと8%前後と非常に少ないです。

何がここまで合格率を低くしているか? と言われると、やはり試験範囲の広さ+筆記問題の存在だと思います。2級でやったレベルの計算、文章問題よりも難しい内容を対処しつつ、特定のテーマについて小論文を書かなければならないのが非常にヘビーです。

また、制限時間は120分と非常にタイトで前半の計算、文章問題に時間をかけすぎると、筆記問題に対処する時間すらなくなります。※zangiはそれで2回ほど砕け散りました。

さらにこの筆記問題、過去門を見ても模範解答が載っていません。。。。テーマは毎年品質保証系の実業務に沿ったものが出ることが多いのですが、実業務でそういった類の仕事に従事していないと「なんのこっちゃ?」になるパターンが多いです。

この筆記試験の存在が、1級の難易度を爆上げしている根源だとzangiは考えています。それだけに非常に称賛される貴重な資格かと思います。

合格のための勉強法とオススメの参考書とは?

zangiが合格するために行った勉強方法とオススメの参考書を紹介します。

どれも続ければ必ず成果が出る内容ですので、くじけず頑張って勉強していきましょう!

合格のための勉強法

結論としては以下になります。地味な上にオーソドックスですが、繰り返し続けることで確実に実力は身についていきます。

過去5年分の過去問集を購入する

②まず問題を解いてみて、10秒考えても答えが出ないものをあぶりだす

③解説を見ながら問題を解き、回答を出すまでのプロセスを完全に暗記する

④ ③を解説を見なくてもできるまで何度も繰り返す。

※zangiは最低でも3階以上は同じ問題を繰り返し解いていました。それこそもう最後は、問題を見る前に式が出てきてしまう程やり込みました。

このやり方を何度も繰り返していると、過去問を解いていく中で毎年何問かはほぼ同じパターンで回答できる問題があることに気づくと思います。例えば以下の分野などです。

・実験計画法

・工程能力指数と区間推定

・検定と推定

・単回帰分析

また、以下の分野は、解法がパターンがほぼ決まっているので出たらラッキーと思えるほどやり込んでおくことをおススメします。

・信頼性工学

・抜取検査

・主成分分析

オススメの参考書とは?

理屈はわかるけどいきなり過去問をやってもついていけないよ」と思う方が大半でしょう。

そういった方向けにうってつけの参考書を紹介します。

QC検定受験テキストシリーズ

ほぼ全ての分野が、わかりやすい表現で説明されています。簡単な例題もありますので触りにはちょうど良い参考書です。

ただしこれを全部丸暗記するやり方をしても、やったそばから抜けてしまう上、テスト対策としては何の役にも立たないので、過去問で分からない分野をピンポイントで調べる使い方をお勧めします。

過去問で学ぶQC検定シリーズ

こちらは受験勉強している方は大体ご存じではないでしょうか?過去問掲載だけでなく、解法もきちんと記載があるのでこれが勉強の主軸になります。いかにこれをやり込めるか? が勝負のカギだと思います。

ちなみに全てにおいていえることですが、7割以上得点できれば1級以外は、合格ラインになります。なので合格するだけであれば、無理して全問正解を狙わなくてもよいという事は覚えておいてください。

特に毎年必ずと言っていいほど難問が1~2題は出てきます。その手の問題を制限時間内に解くことは非常に難しいため、割り切って後回しにして、まずは過去やったことのあるパターン問題に集中するよう割り切って挑む姿勢が重要です。

ちなみにZangiは、難しい問題に時間を取られすぎてしまい、半分も問題を解けずに落ちた苦い経験があります。高校や大学受験もそうですが、自分が解けると感じた問題から素早く対処していくことが非常に重要です。

その基本になる勉強方法こそが、同じ問題を回答パターンを暗記するほど解きまくる になります。非常につらく苦しい道のりではありますが、合格した時の喜びはひとしおです。これから受験を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回はQC検定について話をいたしました。初心者向けの3~4級は、そこまで難易度は高くない(合格率50%以上)ですので、過去問を1~2年くらいやり込めば、合格は難しくありません。ですので、受験初めの方には、特におススメです。

難易度が一気に上がるのは2級以降になります。ここからは相当問題集をやり込んで回答パターンをきっちりと覚え込み、過去の出題傾向を抑えることが合格のカギになります。

しかし合格率が低い反面でメリットは非常に大きく、特に品質保証部門への就職を検討されている方には、強くおススメできる資格です。ぜひこの手の分野への就職を検討されている方は、本記事を参考に勉強を進めてみてください。きっと合格への道筋のヒントがあるはずです。

皆様の合格ライフを心よりお祈り申し上げます。

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