健康寿命とは?健康寿命を延ばすために心がけるべき3つのことを紹介!

zangi

30代エンジニアです。日中仕事しつつ、趣味のゲーム、漫画、筋トレに日々勤しんでいます。このブログで紹介する記事をきっかけに読者の皆様に興味持ってもらえたら嬉しいです。

zangiをフォローする
節約術

こんにちはzangiです。

皆様は、健康寿命という言葉をご存じでしょうか?人生100年時代と言われる昨今において、ただ長生きするだけではなく、人生の質をより良くしようという意識から生まれた言葉です。

確かに100歳まで生きることができたとしても、80歳から20年間ずっと寝たきりだったとしたら、自分は何のために生きているのだろう? と誰もが絶望してしまうと思います。

特に現代は医療が発達しているだけに、本人の意思とは無関係に延命できてしまうため、今後こういった不幸な想いをする方が増えてくるとzangiは考えています。

しかしながら、自分自身の心掛けと行動1つでそんな絶望の老後を明るいものにすることもできるはずです。よって、本日は健康寿命の重要性について話をしたいと思います。

健康寿命とは?重要性についても解説!

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。要するに病気とかなく自立した生活をどれだけ長く維持できるか? ということです。

この定義から行くと、寝たきりで動けない状態だけでなく、痴呆で自分意思とは関係なく徘徊することも健康寿命的にはアウトになります。日常生活が送れないって怖いですよね。

では、今の日本の健康寿命はどのくらいなのでしょうか?

以下は、厚生労働省がまとめた平成13年~令和元年までの平均寿命と健康寿命の推移になります。

厚労省:健康寿命(2019)が男性72・68歳、女性75・38歳に ...

参考元サイト:Microsoft PowerPoint – 20211224【委員会後修正:凡例追加】資料3-1①健康寿命推移(数値入りVer):2019年版.pptx (mhlw.go.jp)

厚生労働省発行「健康寿命の令和元年値について」より引用

見る限り平均寿命/健康寿命ともに右肩上がりになっています。それだけ自立した生活を長く送れる可能性が高いということなので、これ自体は嬉しいことです。

しかし平均寿命と健康寿命には、どの年代も約10年近くの開きがあります。この傾向は男女ともに変わらないため、寿命を迎えるまでの最後の10年間は、まともな自立生活が送れない可能性が高いとも取れます。

また、健康寿命が令和元年時点で男性72.68歳、女性75.38歳という数字も非常に重要です。

と、いうのも今の日本の定年は60歳ですが、今後少子化に歯止めがかからなければ定年が65歳、70歳とドンドン上がっていく可能性が高いためです。

生涯現役!とか、人生=仕事と考える人にとっては良いかもしれないですが、zangiそんな人生はまっぴらゴメンです。

本ブログを見ていただいている方も早期リタイアするために節約生活を続けている方が多いでしょうから、きっとzangiと同じ考えだと思います。・・・ですよね?

言いたいことは単純で例えば70歳まで仕事し続けた場合、男性であれば健康寿命まであと2年、女性なら5年しか猶予がないということです。

ひたすら働きまくって貯めたお金で老後は、悠々自適の生活を送ることを目標としていた皆様には残酷な現実ではないでしょうか?

というか、やっと理想の老後生活を送るための資金が貯まったと思ったら、動けるのはあと数年でしたなんてオチはまさに悪夢だと思います。これでは、もはや何のためにお金を貯めたのかすらわからない状態になってしまいますね。

正直「老後の介護資金のためだけにお金を稼ごう♪」という人はいないでしょうから、何かしらやりたいこと、行きたいところなどの夢がある方が大半だと思います。

よって、理想の老後生活のために健康あり続けることは何よりも優先して取り組まなければならないことだとzangiは考えます。人間に関わらず動物は皆、自分で動けなくなってしまったらオシマイですからね。

健康寿命を延ばすために心がけるべき3つのこと

ここまでで健康寿命がいかに大事なことであるかを話しましたが、ここからはzangiが考える健康寿命を延ばすための心がけについて話したいと思います。

といっても、何か特別なことをするわけではありません。早速見ていきましょう!

適切な運動習慣

健康寿命をの当たって一番重要なことは、ズバリ運動習慣を持つことです。

言われてみると当たり前で、筋力が低下しきってしまうと自力で歩くことも、体を動かすこともできなくなり、即寝たきり状態になってしまいます。これでは健康寿命も何もありませんよね。

そもそも厚生労働省が、運動習慣の重要性を認めた上で成人~高齢者向けに以下の運動習慣を定着させることを政策方針としている位ですから、運動習慣を持つことが非常に重要ということがわかります。

 

1 成人の目標
○身体活動・運動に対する意識についての目標
 「日頃から日常生活の中で、健康の維持・増進のために意識的に体を動かすなどの運動をしている人」の増加
   目標値:男性女性とも 63%
   基準値:男性 52.6%、女性 52.8% (平成8年保健福祉動向調査)○日常生活における歩数の増加
   目標値:男性9,200歩、女性8,300歩
   注)1日当たり平均歩数で1,000歩、歩く時間で10分、歩行距離で600?700m程度の増加に相当
   基準値:男性8,202歩、女性7,282歩(平成9年国民栄養調査)○運動習慣者の増加
   目標値:男性39%、女性35%
   基準値:男性28.6%、女性24.6%(平成9年国民栄養調査)
   注)運動習慣者:1回30分以上の運動を、週2回以上実施し、1年以上持続している人2 高齢者の目標
○外出について積極的な態度をもつ者の増加
 日常生活の中で買物や散歩などを含めた外出について、「自分から積極的に外出する方である」とする者  
   目標値:男性 70%、 女性 70%(60歳以上) うち、80歳以上の全体 56% 
   基準値:男性 59.8%、女性 59.4%(60歳以上) うち、80歳以上の全体 46.3% 
             (平成11年「高齢者の日常生活に関する意識調査」(総務庁))○何等かの地域活動を実施している者の増加
   目標値:男性 58%、 女性 50%
   基準値:男性 48.3%、 女性 39.7% (60歳以上)
         (平成10年「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(総務庁))○日常生活における歩数の増加
   目標値:男性6,700歩、女性5,900歩
   注)1日当たり平均歩数で1,300歩、歩行時間で15分、歩行距離で650?800m程度の増加に相当
   基準値:男性 5,436歩、女性 4,604歩 (70歳以上)(平成9年国民栄養調査)

厚生労働省HPより参照

身体活動・運動|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

この中でも健康寿命を延ばすために、特にzangiがおススメしたいのが筋トレです。

筋トレは文字通り筋力upによる身体機能の維持強化が目的のため、適切に取り入れることで自由に動かせる肉体を長期間維持することができます。

ただし筋トレの効果はこれだけでなく、筋トレ中に分泌される「マイオカイン」という万能ホルモンが、健康寿命を保つ上で効果絶大との研究成果が出ています。

●筋肉から分泌されるホルモン“マイオカイン”の健康効果

マイオカインは、身体にさまざまな健康効果をもたらすいわば万能ホルモン。マイオカインが分泌されると、以下のような健康効果が得られると報告されています。

・肥満の改善

マイオカインが分泌されることによって脂肪が効率的に熱エネルギーに変換されます。そのため、痩せやすい体作り・太りにくい体づくりが可能になり、肥満の改善が期待できます。

・生活習慣病の予防改善

マイオカインには「血糖値を下げる・血圧を下げる・血管を柔らかくする」などの効果があります。そのため、マイオカインの分泌を促進することで、糖尿病・高血圧・動脈硬化といった生活習慣病の予防改善に役立ちます。

・記憶力の向上、認知症の予防改善

マイオカインの分泌によって、脳機能や認知機能の改善にも効果があると分かっています。そのため、筋トレは認知症の予防改善対策として注目を集めており、最近では多くの高齢者施設で取り入れられています。また、マイオカインの分泌によって脳機能が改善するため、学習や記憶力の向上効果も期待できます。

参考元資料

【医学博士監修】低負荷トレーニングでも効果あり。筋トレで出る“ホルモン”の健康効果と初心者におすすめトレーニング (eonet.jp)

 

ここまで言われてしまうと筋トレをしない理由がもはや無いといえます。とはいえ、筋トレ初心者の方はどうすればいいのかわからないと思います。

そこでzangiがおススメしたいのが公共施設を利用したトレーニングです。

利用料金がとにかく安い上に、毎回清算可能なので自分のペースで通うことができます。また、施設によってはトレーニング器具も充実している上に、職員さんが器具の使い方やトレーニング方法をレクチャーしてくれるので、まさに至れり尽くせりの状態です。

健康寿命を延ばすために筋トレを始めたいな♪」と考えている方は、ぜひ公共施設でのトレーニングを始めてみてください。思った以上に効果が大きいことに驚くことでしょう。

人とのコミュニケーション

人とのコミニュケーションによる認知症の予防効果は、科学的にも証明されています。

国立老年医学研究センターの研究によれば、外部と社会的なつながりを持つ高齢者はそうでない人と比較して認知症発症リスクを8~50%も低減できることがわかっています。

認知症の発症に及ぼす社会的関係領域とその組み合わせの影響:前向きコホート研究|疫学と地域保健のジャーナル (bmj.com)

でもこれって当たり前だとzangiは考えています。人間は社会的生き物ですから、他人から受ける刺激が一番大きいワケです。

なので、他人と積極的につながりを持つほど脳が活性化→認知症防止に役立つという理屈は、非常にリーズナブルです。

事実、zangiの祖母がこれに完全に当てはまります。麻雀が大好きな祖母は、ほぼ毎週友人と麻雀クラブに通っています。既に80歳を超えていますが会話もしっかりしていますし、麻雀に関しては今だにzangiの打ち方に鋭いダメ出しをしてくるほどです。※zangiの打ち方がショボイ説アリ。

まあこれは極端な例ですが、自分が夢中になれる趣味とそれを共有できる友人とのつながりは、人生を充実させるだけでなく、認知症などから身を守る意味でも重要ということですね。

人生100年時代を健康に生きていくために、夢中なれる趣味と気心の知れた友人はぜひ作っておきたいものです。

バランスのとれた食事

これも当然な話ですが、健康を保つには十分な栄養も必須です。特に高齢になるにつれてビタミンBなどは体内貯蔵効率は落ちていきますから、十分な摂取が重要になります。

また、一部ビタミンの抗酸化作用は、認知症予防にも有効とのデータもあることから、高齢者にはこれらビタミンを十分に補給できるバランスの取れた食事が重要です。

他にも高齢者にとっては、タンパク質の摂取が超重要と以下論文で述べられています。

アメリカやイタリアで行われた実験では、3年間に渡る実験でタンパク質摂取量の多い/少ない高齢者をグループ別に分けて調査した結果、タンパク質摂取量の少ないグループで筋力低下が多くみられたとの研究結果もあります。

03_各論_2-3_対象特性_cs6_0116.indd (mhlw.go.jp)

参考文献:厚生労働省HPより引用

また、高齢につれてサルコペニアの発症確率が格段に上がる点も見逃せません。サルコペニアとは「加齢に伴う筋力の減少又は老化に伴う筋肉量の減少」を示す造語で、文字通り筋力が加齢と共に低下することを指します。発症すると文字通り身体機能を維持できなくなり、寝たきり一直線となる恐ろしい症状です。

反面、対策は筋トレなどの適度な運動とタンパク質の十分な摂取という非常にシンプル内容です。厚生労働省が高齢者向けの運動や栄養プログラムを指南している理由がよくわかります。

高齢化→寝たきり→健康寿命終了を防ぐためには、今すぐにでも適度な運動とバランスの取れた食事を心がけることが肝要ですね。

自分は高齢者だから運動しても意味ないよ…」という方、運動開始年齢と筋力の発達具合に相関性はありません。どんな年代からスタートしても筋肉は使っていけば必ず発達しますから、何もせずに諦めることなく騙されたと思って試してみてください。毎回の成長を実感できることにハマること間違いないですよ!

意外な関係?節約意識が健康寿命を延ばしてくれる3つの理由

ここまで健康寿命を延ばすための取り組みについてお話しましたが、最後に節約観点での話をして終わりたいと思います。

一見、健康寿命と節約は全く関係無いように思いますが、以下3つの観点で関係があります。

自分がしたいことへ集中投資できる

認知症防止には自分が夢中になれる趣味が重要であると紹介しましたが、趣味を継続するためにはそれなりの原資が必要です。

これは趣味によっても大きく幅があるため一概に語れませんが、例えば友人と海外旅行にいくのが趣味であればそれなりの費用が必要になります。そうなると年金とは別に個別資金が必要となりますので、普段の節約術の積み重ねが重要になります。

ちなみに老後の必要資金について、世帯別のケースで算出していますので参考にしてみてください。

とはいえ、zangiのように筋トレやオンラインゲームが趣味の場合は、そこまでお金をかけずに没頭できるので非常にお得です。

ただし、どうしてもお金のかかる趣味な上に資金面に不安がある方は、資金がかからない趣味を見つけてみるのも得策です。

とはいえ、高齢化に伴いこれまでの趣味が楽しめなくなり、新しい世界に目を向ける可能性もありますから、普段からの節約で資金を充実させておくのが安パイといえるでしょう。

無駄な保険への支出を抑えられる

老後の不安に備えて様々な生命保険、医療保険に加入されている方は多いと思います。特に医療保険は、いわゆる三大疾患保険(ガン、心筋梗塞、脳卒中)、先進医療特約などは健康不安を抱えた多くの方にドンピシャな契約といえるでしょう。

しかしこうした契約は補償範囲や金額が大きい分、月数万円もの契約金を取られるケースが非常に多いです。もちろん遺伝的にガンの家系であったり、既に発症していて再発リスクが高い方なら契約にも納得ですが、そうでない場合は契約内容が過剰である可能性が高いです。

極論になりますが、特に医療保険などはぶっちゃけ病気にならないような健康生活をしていればそもそも不要ですし、その際にかかる金額も日本の高額医療費制度をうまく使えば費用を大きく抑えることも可能です。

それに普段からの節約で貯めた資金を合わせれば、保険会社に医療補償をしてもらう必要すらありません。その分の浮いたお金を自分の趣味や自己鍛錬にあてたほうが、よほど自身の健康寿命を延ばす上では価値あるものだといえます。

もちろん全ての保険がダメと言っているわけではありません。先述の通り、遺伝的なリスクなどを持っている場合は、それに合った保険に加入することはリスク回避の観点で重要です。

しかしながら、自分にとって本当に必要な保険は一体何なのか?以下基準からしっかりと考えることが、健康寿命を考える上でも大事だとzangiは考えます。

その保険がないとどのようなリスクが発生するのか?

加入したのはいいものの、実際に想定されるリスクの大きさと頻度に対して、支払う金額が見合っていない保険は多々あります。

その保険がないと何が起きるのか?加入する前に今一度考えてみましょう。

生活習慣の見直しや貯金などの手段でリスク回避できないか?

リスクに備えるのが保険の一番の目的ですが、そもそも保険に頼らなければいけないのかについては検討するべきでしょう。

例えば生活習慣病などは、普段からの生活意識を高めることでリスクを大幅に下げることができます。その意識を高めずして、何かあったら保険に頼るという考えで加入するのは、ある意味怠慢と言えます。

今一度保険以外の代替え手段が本当にないのか? について考えてみましょう。

重複している契約内容はないか?

加入している保険で保証内容が重複しているものはありませんか?

例えば三大疾患保険は、ガン、脳卒中、心筋梗塞に対する保険ですが、それと別にガン特約を契約した場合、内容が重複している可能性が高いです。

もちろん自分がガン家系でガンになる可能性が高いから、ガンになったときに備えて補償を手厚くするというのはリーズナブルですが、そうでない場合は見直しを検討した方が良いでしょう。

 

上記の観点で保険内容と向き合うと、自分に必要な保険が何なのか?イメージできるようになるので、やったことのない方はぜひトライしてみてください。

節約生活自体=健康寿命延命

ここまで読んでくださった節約マニアの皆さんには理解できると思いますが、実は節約生活自体が健康寿命を延ばす生活スタイルになっているということは多いです。

酒を飲まない、煙草をやらない

節約マニアの基本ですね。酒、煙草にかかる税金は非常に高い上、そもそもやって体にいいことは1つもありませんので、健康と貯金の両方の観点で百害あって一利なしといえるでしょう。

食べ過ぎない、飲みすぎない

歳を取るほど腹八分目という言葉の重みを痛感している方は多いでしょう。食べ過ぎは肥満に直結しますから、やっていいことは1つもありません。

節約生活をしていると、全部食べきれるか?もっと安く買えないか?買いすぎではないか?の3つの観点で買い物ができるようになりますから、自ずと食べ過ぎ、飲みすぎを防ぐことができるわけです。

健康管理がきっちりしている

節約を意識していると、余計な保険に入らないよう健康管理を重視するようになります。規則正しい生活、適度な運動、十分な栄養補給の3つの基礎ができていれば、生活習慣病などにかかることもないため、三大疾患保険に加入する必要がないことが良くわかるはずです。

なので、節約意識の高い方は予防医学を重視するようになるため、体を鍛えたり、食べ過ぎ/飲みすぎをしないことで健康寿命自体が長くなるというワケです。

このように節約生活はお金を生み出す以外に健康寿命も延ばせる、攻守兼ね備えた鉄壁の布陣といえますね。

まとめ

今回は健康寿命を少しでも長く伸ばす方法と節約の関係について話をしました。健康寿命を少しでも伸ばすためには、日常生活の質の向上が非常に大事です。

また、質の向上は節約と同じく、正しい生活スタイルを長い期間維持することが重要ですから、「なんだか面倒くさいな」と思わずにできることから少しずつ取り組んでいきましょう。

「ローマは一日にして成らず」と同じく「健康も一日にして成らず」の精神で長い人生を楽しく謳歌できるよう、日々の積み重ねを大事にしていきたいですね。

それでは本日もナイスな節約ライフを~♪

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ
にほんブログ村

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました