こんにちはzangiです。
皆さんは、時代劇って好きですか?
zangiは、祖父母に大変懐いていたため、良く一緒に見ていました。
最近は、BSの時代劇チャンネル位でしか見かけなくなりましたが、たまに見かけるとついつい見ちゃうんですよね。話がもの凄くわかりやすい勧善懲悪なので、見る側も感情移入しやすいのが時代劇のいいところだと思います。
少し話がそれましたが、時代劇に絶対必要なキャラは何だと思いますか?
銭投げ桜吹雪の人、火付け盗賊改方の鬼、旗本退屈男、暴れん坊将軍・・・
挙げればキリがありませんが、zangiは断言します。絶対に必要なキャラ、それは【悪代官】です。彼が悪事を働かなければ、そもそも時代劇が成立しません。
と、いうわけで今回は【悪代官3】の紹介です。元々悪代官好きのzangiは、初めてこのゲームをやった時、あまりの面白さに腹を抱えて笑ってしまいプレイに支障が出てしまいました。
時代劇が好きで思う存分笑ってみたい方は、ぜひ一度プレイしてみてください。
タイトル名:悪代官3
販売年:2002年
発売元:グローバル・A・エンタテイメント
目次
1.悪代官ってどんなゲーム?
- オープニングムービー
- 作戦前準備
- 対決!正義のヒーロー返り討ち
2.まとめ
悪代官ってどんなゲーム?
プレイヤーが悪代官となり、悪事を成敗しに来た正義のヒーロー達を返り討ちにするゲームです。初めてプレイした時、このゲームコンセプトの段階でもうワクワクしていました。
時代劇において悪代官は、庶民にやりたい放題やり、山吹色のお菓子で私腹を肥やし、お金で悪事をもみ消そうとした挙句、正義のヒーローに討ち入りされて徹底的に懲らしめられる運命にあります。
この王道を真っ向から否定して返り討ちにしちゃおう♪ という訳ですから、もはや時代劇に対する反逆と言っていいと思います。しかもこのゲームでは、それを面白おかしくやっちゃおう♪ が基本になります。
話はそれましたが、ゲームの流れはだいたいこんな感じです。それぞれ細かく解説していきます。
1.オープニングムービー
2.作戦前準備
3.対決!正義のヒーロー返り討ち
オープニングムービー
このゲームは全10話構成となっていまして、1話ごとに正義の味方と対決していきます。対決前には、悪代官の悪事を描いたオープニングムービーが流れます。どれもキチンと撮影された時代劇で質が高い上、ギャグ要素満載です。
ちなみに悪代官役は、悪役商会というタレント事務所に所属する千本松喜兵衛という方で業界では非常に有名な方です。
脇を固める悪徳商人(恵比寿屋)や、用心棒(先生)も本格的で、特に用心棒役の方は、時代劇での斬られ役50年以上という物凄い? 記録をお持ちの方です。
オープニングムービーを見るだけでも、このゲームがいかにつくり込まれているかが分かりますので、是非一度はスキップせずに見てみてください。
作戦前準備
オープニング後は、正義のヒーロを返り討ちにするための作戦画面になります。悪代官は持病持ち(笑)という設定なので、当然1人で戦って返り討ちにできるわけがありませんから、人、モノ、金を使って入念な準備をするわけです。
↓こんな感じの画面です。
この準備画面では主に以下3つができます。それぞれ解説していきます。
1.武器、罠の開発と用心棒の雇用
2.お城の部屋増改築
武器、罠の開発と用心棒の雇用
◆武器
予算を使って、悪代官が装備する強力な武器を開発します。内容はもはやギャグで、この時代にないハズの拳銃(ナンブ)や、某有名SF映画に出てくるライ〇セーバーなどが登場します。
これで持病持ち(笑)の悪代官でも、ヒーローに強力な打撃を与えることができるようになります。
↓江戸時代にそぐわない秀逸な武器が満載!
また、兵器の中には直接打撃を与えるのではなく、正義のヒーローに精神的なダメージを与えるのに特化したものもあります。例えば暴露本決定版(笑)ですね。
↓いわゆるスキャンダル本(笑)。さすがに凹む内容が何なのかすごく気になる!
この手の精神ダメージ系武器を使うと、ヒーローが怒って集中力が乱れることで、即座に罠にハメることが可能になります。この間に仲間に攻撃させる、他の罠と組み合わせて連鎖を狙う などができるようになります。
◆罠
このゲームの主力になります。開発を進めていくとより強力な罠が開発できるようになります。トラばさみなどの足止め系から、跳ね板などの吹き飛ばし系、自動追尾型爆弾(笑) など、種類は非常に豊富です。
zangiは罠連鎖のために、跳ね板やトラばさみ、撞木での吹き飛ばしなどをよく活用していました。これらを組み合わせるだけでもヒーローが宙を舞い、拘束されて手下にボコボコにされた挙句、何もできずに吹き飛ばされていく様を見ることができます。
それを陰から高笑いしながら見ている悪代官・・・。普通の時代劇では絶対にお目にかかれない光景がそこにあります。まさにこのゲームの醍醐味と言えるでしょう。
◆用心棒の雇用
悪代官が雇う兵士や用心棒の開発や強化ができます。時代劇の定番とも言えるセリフ「えーい曲者かっ!出合え出合え~」そのものですね。安いけど弱い丁稚(でっち)や体力だけはある幕下くずれ、おなじみの用心棒先生にくのいち&忍者など、多彩なキャラを開発することができます。
zangiは、いつも幕下くずれをたくさん配置してヒーローを取り囲み、油をまいて大炎上させて遊んでいました。これ、公式でも有効な戦術として認知されてます。
↓せっかく田舎から夢見て上京したのにこんなことに…。
その中でも特に強力なのは、倒したヒーローです。シナリオで返り討ちにしたヒーローを悪徳商人が回収し、頭にアンテナを打ち込んで手下にした(笑)という設定です。
↓座頭市も仲間にできます。ちなみに頭の黄色いのがアンテナです(笑)
悪徳商人
「お代官様!この前討ち入りに来たヤツを改造して人形にしました。次の戦いに是非お役立てください。」
悪代官
「ぐふふ・・・お主も悪よのぉ」
悪徳商人
「いえいえお代官様ほどでは…。それで今期の予算についてご相談が・・・」
こんな会話が繰り広げられますが、改造にお金を掛けただけあって実力が折り紙付きです。討ち入りしてきたヒーローとサシでやり合えるレベルなので、非常に頼りになりますが、強すぎて悪代官の出番がないのが玉にキズです。
しかし今期の予算って…。(一体コレは、何時代なんだ?)
最後は、開発した武器、罠、用心棒を選択装備し、ヒーローとの対決になります。
お城の部屋増改築
ここでは悪代官のお城の部屋増改築ができます。
基本このゲームは、正義のヒーローが悪代官に討ち入りするため、戦う場所は悪代官のお城固定になります。なので、お城を改造することで悪代官が有利に戦える部屋を増やすことができます。
また、増改築した部屋には、固定罠と呼ばれるその部屋固定の強力な罠が配置されます。しかもコレ何度も使える上に、罠の連鎖と組み合わせることでシナリオクリア時の評価が上がります。
さらに、この固定罠の中には、発動=即勝利というトンデモないものもあります。
例えば天守閣に設置されている固定罠は、発動すると天守閣からヒーローが吹っ飛ばされ、そのまま地面にダイブしてK・Oします。
それを見た悪代官がお尻ペンペンしながら「ヒャッハー!見ろ、人がゴミのようじゃー」と、どこかで聞いたことがあるセリフを吐くのは、もはや必見の価値有りです。zangiは、初めてこれを見た時、腹がよじれて立てなくなりました。。。
↓ちなみに決め技の名前は、「奈落落とし」です。さようなら旗本退屈男・・・
悪代官が有利に立ち回る場を作りつつ、強力な固定罠を増やす意味でもお城の増改築は、重要な要素になります。あと単純に固定罠は、どれも演出が面白いです^^
対決!正義のヒーロー返り討ち
ここまで準備を進めると、いよいよ正義のヒーローとの対決になります。
基本操作は、悪代官を方向キーで動かしつつ、用心棒をお金で呼び出してヒーローを足止めし、その間に罠を仕掛けるのが基本的な流れになります。似たようなゲームでは、PS1の影牢が有名ですね。
↓実際の戦闘場面。左上の79,300両分の罠や用心棒を呼び出せます。
お金が尽きたら悪代官一人で倒さねばなりません。地獄の沙汰も金次第…。
ちなみに正義のヒーローには、集中力ゲージ(上図の青色のゲージ)というものがあり、これがmaxの内は、罠を仕掛けてもハマってくれません。なので、用心棒に攻撃させるか、悪代官自身が暴露本決定版のような精神攻撃系武器を使ってヒーローの集中力ゲージを0にする必要があります。
また、持ち込んだ罠は□、〇、△の3つのボタンに割り当てて、自分の好きなマスに配置し、ヒーローが近づいたら自分で発動させてハメていきます。
※一部の自動追尾爆弾等は除く。
罠を連続で当てていくと連鎖が発動し、クリア後の評価が高まります。ただし、罠だけで連鎖を狙おうとすると結構難しいので、時折トラばさみなどで足止めして、悪代官もしくは手下を使って直接攻撃したりすると連鎖数が伸びやすいです。
↓連続で罠や攻撃がヒットすると連鎖します。このゲームの醍醐味の一つです。
最後のトドメを悪代官自身が刺したり、部屋ごとの固定罠でトドメを刺すとフィニッシュボーナスが入りますので、積極的に狙っていきたいところです。
↓4連鎖でフィニッシュ!! 金さんが…金さんが~~。
クリア後は、連鎖数や部屋の使用数、フィニッシュボーナス数(=地獄数)などにより評価が決まり、お金が支給されます。
↓クリア後の評価画面。いい感じで高笑いしてますね。まさに小悪党・・・
ちなみにzangiは、悪代官と悪徳商人の2ショットが本当に良い顔をしていて大好きです。正義のヒーローの皆さん、お疲れさまでした!
まとめ
時代劇と聞くと、正義の味方が悪いヤツラを一方的にしばくテンプレパターンばかりで面白くないよ~と思っている方は、多いと思います。
事実、時代劇自体が最近はテレビ放送されていないのも相まって、認知度自体低いのが正直な印象です。
そんなマンネリ感のある時代劇に強烈なクサビをぶち込んだのが、この悪代官というゲームです。クラシカルな時代劇に、近代的なギャグ要素を満載した本作は、時代劇が好きな人だけでなく、普通にゲームとしても面白いので、未プレイの方は是非一度試してみてください。
それでは、今日もナイスなゲームライフを~。
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